今思い返すとその2
こういうのは先伸ばすと3ヶ月とかすぐ過ぎちまうからな。
さて、最後の1人は香川直毅君。
彼とは同じ高校で、サークルの初顔合わせの時に再会した。
お互い同じ大学の同じサークルに入るなんて思ってもなくて、驚いたのを覚えている。
彼ともよく飯を食いに行った。そしてカープを見に行ったり、いろんなところに出かけた。
そもそも彼を誘って公務員講座に入ろうとしていた。最初は前向きに考えていたようだが、やがて「単位が足りてないから講座は断念する」ことなってしまった。
ただ香川君とはゼミや講座の間にやり取りをすることは多少あった。
しかし大学4年の夏、進路が決まりかけたことから彼からの連絡は少なくなり、また誘っても何かと理由をつけられ断られることが多くなった。
聞くところによれば、彼は卒論を執筆するのに必要な単位が足りず留年することが確定していたみたいだ。だから、人と会うこと自体に嫌気がさしていたそうだ。
そんなことも知らずに彼には申し訳ないことをしたなんて思いながら、これまた卒業の1週間前に彼に連絡を取ってみた。
すると、彼は誘いに快く応じてくれた。
あまり絡みことが少なくなった大学3年以降の話を中心にどんな日々を過ごしていたか。
思うところを話せたと思う。
これまでなら、前の2人に比べいい方向で話が進んだと思われるだろう。
しかしこれには続きがある。
というのも卒業式から5ヶ月後、山口に遊びに来た際に泊めてくれる予定だった後輩に不手際があり、その後輩の家に泊めてもらうことができなくなってしまった。
それでダメ元で香川君に一宿のお願いをしたら快諾してくれた。
その時に社会人になってからの苦労話などで盛り上がったもんだ。
しかしながら、2018年3月19日現在。これが彼との最後のやり取りとなっている。
というのも、その後すぐに彼の連絡先が全て消えてしまい、連絡が取れなくなってしまったのだ。LINEからも消え、アドレスも変更され、携帯番号は聞いていない。
それが自分だけなら単に嫌われているだけで済むんだが、彼と中学時代からの知り合いでえるH君によれば、彼自身も連絡を取れない状況らしい。
彼によれば、1年程前にH君の故郷である山口に帰省した際、たまたま偶然香川君と遭遇したとのことだ。
話をまとめる。
・少なくとも2017年1月にはまだ山口にいた
・出会ったのはイオンモール防府のセリア。彼はそこでバイトしてたらしい
くらいだ。
恐らく2017年3月に大学を卒業し、もう山口にはいないと思われる。広島に戻っているかどうかはわからない。
彼が今どこで何をしているのか、調査を続行する。
ここまで2日に渡り、主に大学時代に関わりのあった3人について述べてきた。
彼のことが何故印象に残っているかというと、そもそも大学時代友達もできず、1人でいることが多かった自分にとって彼ら3人は数少ない友人と言える存在で、割と深い関わりがあったと言える。
そんな自分と関わりが比較的深かった人たちと連絡が取れないとか、遠慮して話ができなくなるというのは正直悲しい。
だから特に香川君とは松永君の2人にはいつかゆっくり膝を交えて話がしたいのだ。
それがいつになるのか、はたまた永遠にこないのか。
もしそんな日が来たらならば、その時のことをここで報告しよう。
さらばだ